今月は「承認スキル」をテーマにお伝えします。
承認とは
相手の存在を認め、それを伝える言動のこと。
誰かを承認しようと思うと、おそらく真っ先に思い浮かべるのは、
「誉める」ことでしょう。
「すごいね」「よくやったね」
しかし、誉めるという行為は、誉めるに値する結果があって初めて成立します。
テストで100点を取った、マラソンで一位になった、という結果に対して、
君を認めることができるよ、というのが誉めるの起源です。
つまり、結果がなければ誉めることができない。
それに対して「事実を伝える」という方法があります。
「髪を切ったんだね」
「新しい時計だね」
「朝はいつも君が一番にくるね」
「電話の声が大きいね」
だからどうか。良いか悪いかは分かりません。
でもその人がその行為をしている、ということは認めることができるよ、というメッセージです。
誉めようと思うと、なかなか難しいときもありますが、
事実を伝えようと思うと、いろいろな切り口が見つかるかと思います。
今週は誰かに「事実を伝える」ことで承認のメッセージを投げかけることを意図してみませんか?
では、今週もどうぞ素敵な一週間をお過ごしください。
稲垣陽子(YOKO)