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メルマガ「共創コーチング®」共創コーチ養成スクール稲垣 陽子

対等性を持つ

おはようございます。稲垣陽子です。
コーチングが機能するためには、スキルだけではなくマインド(心構え)も大切です。
今日は、マインドの中から「対等性を持つ」ことについてお伝えします。

一般的にコーチというと、自分より立場が上の人であり、知識や情報を持ち指南してくれる指導者、と言うイメージがあるかもしれません。

しかしコーチングでは社会的立場や役割はどうあれ、目の前の人は対話を作り出していくパートナーであり、その存在は人として完全である点でお互い対等であると言うスタンスをとります。
この対等な関係が作れていることはコーチングを機能させるためにはとても大切なポイントです。
なぜならもし対等ではなくコーチは教えてくれるすごい人となってしまったら、相手は無意識に「自分はコーチ程ではない下の人間だ」と自分を位置づけてしまいます。
それはコーチに依存した思考や行動となって、本来の目的であるその人自身の主体的な思考や行動とはずれてしまいます。

逆に、肩書きのある人をコーチする際に、「この人は自分よりすごい人だ」と思えば、自分の才能や可能性が小さく思えコミュニケーションに遠慮や躊躇がでて、真実を曇らせてしまうでしょう。
なので、コーチは常に相手との対等な関係を保つことに意識を向ける必要があります。

では、対等性を持つためには何を意識すればいいでしょうか。
この人すごいな~自分より「上」だな~と思った時は、まずは自分から声をかけたり、能動的に関わってみましょう。自分がコミュニケーションの主導権を取ることで、自分の中の信頼度が高まり、結果、自分自身があがることで対等になります。

逆に、この人大したことないな~と相手を「下」に思ったときは、相手の話を聞きましょう。相手のペースに合わせて話を促します。すると相手への共感度が高まり、自然と相手の素晴らしさにも意識がいき、対等になります。

今週は良かったらこれを試してみてください!

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