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メルマガ「共創コーチング®」共創コーチ養成スクール稲垣 陽子

口ぐせを変えるには

おはようございます。稲垣陽子です。

突然ですが、あなたはどんな口ぐせを持っていますか?
私は「もういい!」です。

叱られたり、話がネガティブになってくると、
「もういい!」と言って、会話を終わらせようとする・・・らしいです。

らしい、というのは自分では気づかないからなんですね。
その件で、小さな頃からよく母に叱られました。
「もういい、は辞めなさい!!」
今では、同じように、だんなさんに叱られます・・・。

自分ではこの口ぐせを直したいとは思っているんです。
もういい、と言ってしまう自分の思考パターンをあとで分析して自己嫌悪に陥りますから・・。
でも、つい「言ってしまった!」状態が40年も続いていますので、なかなか一筋縄ではいきません(笑)

このように、ネガティブな話の時に、人は自分を守る固有の口ぐせを持っているように感じています。
先日もある方と話していたら、「無理無理無理無理!」と無理を4回繰り返している人がいました。
クライアントさんで「ですよね・・・」と言って必ず沈黙になる方がいらっしゃいます。

口ぐせは思考から来るのは皆さんご存知ですよね。
そこで、一昔前は、その方の口ぐせを指摘し、それに変わる言葉を探して口ぐせの変わりにそれを言う、というのをやっていました。
私の場合なら、「もういい!」の変わりに「そっか~」と言う、でした。
でも、これはあまりうまくいきませんでした。
途中から「そっか~」の言い方が「もういい!」と同じになったり、頭に血が上っているとそんな約束すら吹っ飛んでしまいます。
口ぐせを変えよう、というのは簡単なのですが、その奥にある思考が変わらない限り、心の中ではその言葉を叫んでいるので、たとえ言葉を変えたとしても欲しい成果は手に入りません。

ではどうしたらいいのか、最近は口ぐせを否定せず、それをバージョンアップさせるというのをやっています。

1、自分の口ぐせを知る
2、どういう時にその口ぐせがでるのか、状況を思い返す
3、自分がその口ぐせを言うことで、避けたコミュニケーション(状況)は何だったかをイメージする
4、その口ぐせは自分を守ってくれた「ナイト」として、心の中で抱きしめ感謝する
5、口ぐせはそのままに、3番を手に入れるために付け加える言葉を考える

私の場合は、
「もういい! と言うのは嘘だけど~」
と言うフレーズになりました。
40年?慣れ親しんだ「もういい!」はそのままにその後に言葉を付け足す。
今のところいい感じです。
良かったら試してみてくださいね。

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