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メルマガ「共創コーチング®」共創コーチ養成スクール稲垣 友仁

人は変われる、でも変わらない

おはようございます。稲垣友仁です。

人はそんなに簡単に変われません。

ダイエットをやると言いながら、やらないですよね。ほとんどの人が。
「ダイエットは明日から」という名言は、ツボをついてるなあといつも感心します。

僕なんか、本を書くぞーと宣言しておきながら、もう何年たったのでしょうか(from 2006年)・・・。
まだ完成していません。

「人」は、やらなければならないことは何とかやりきります。特に日本人は。

しかし、やらなくても済んでいくことは、出来るだけやりたくないのが「人」というものです。
楽(らく)したいんです。そして、変わりたくないのが人間です。

では、どうしたら、そこから脱出し、変わることができるのか?

最近、改めて気づいたことは、
「人は危機的な状況に追い込まれないと変化できない」ということです。

危機的というのは、「これはやばい」「今の状況は嫌だ」の二つだと思います。
そういうことを心底思えた時に人は変わるということです。

私は、1度ダイエットに成功したことがあるのですが、その時は、人間ドッグの結果があまりにも悪かったから変われたということがありました。
「これはやばい」という心に火が付いたのです。

独立がうまく行ったのも、今思うと、「今の状況では嫌だ~、俺はもっと出来る」という想いが原動力になっていたように思います。

成功者の側にいると「すでに成功しているのに、まだチャレンジするんですか?」
と言いたくなるぐらい、さらに上を目指そうとします。
最初は理解できませんでしたが、最近はとても納得しています。

彼らが成功したのは、自分自身の基準を高い位置に置いているからなのです。
その理想の自分から見て、現在の自分は「まだまだできていない」と心底思ってっているのです。

今の状況にいることが恥ずかしく、こんな自分ではやばいと思えるから、さらに頑張れているのだと。
何よりも比べているのが、基準が高い理想の自分自身に対してだということに気づきました。

「自分はここまで出来るのに、なぜこんなところにいるんだ」と心底想えたなら人はそこから脱出するのは得意なのです。
下には行きたくないというのが人間の特性です。ということは、変わりたいと思ったら、基準を高いところに置いてしまえばいいということなのです。

自分の力を最大限に発揮するためにも、常に高い基準に身を置き、妥協しないということが大切なのだと思います。

コーチングをしていて、相手が変化を起こそうとしない時は、何らかの理由でクライアントの基準が下がっている場合があります。
その時は、「あなたはもっと出来る」という基準の高い理想の相手についてコーチが伝えていく必要があります。

相手に対しても、そして自分に対しても、今週はぜひ、目の前の事に基準を高く持って取り組んで行きましょう。

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