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目の前の人と歩み寄るために〜アメリカのコーチから学んだこと〜

おはようございます。稲垣陽子です。

先週は1週間、アメリカへ視察と研修に行ってきました。
目的は二つあり、

一つは、外資系のクライアント企業さんの
アメリカ本社を訪問し、交流してくること。

そして、アメリカ本社が採用しているコーチと会談をしてくることでした。
二つ目は、コーチングの世界的な組織である、
国際コーチ連盟のカンファレンスに参加してくることでした。

カンファレンスは、世界中から1500人を超えるコーチが集い、
3日間、刺激的な時間となりました。
今日は、一つ目のコーチとの会談で気づいたことをお伝えします。
コーチはワターソンさんという男性で、
年齢は正式にわかりませんが、70歳は優に超えていると思います。

オフィスは、オハイオ州のクリーブランドという都市の中の、日本の避暑地のような
おしゃれな店と広々とした公園がある、緑豊かな街の一角にありました。
以前より、当社は日本支社のリーダーのコーチをしてきましたが、
アメリカ本社のコーチとは一度もお会いしたことも、
コンタクトを取ったこともありませんでした。

コーチングの方針や方向性について会って話したいと思っており、
今回、ようやく念願が叶って会うことになりました。
まずオフィスに到着すると、すでに玄関口で待っていてくれて、
穏やかな口調で「よく来たね~」とウェルカムをしてくれました。
そして、カタカナで自分の名前と会社名が書いてある、
日本語の名刺を渡してくれたのです!
これにはすごく感動しました。
もちろん、日本と関係の深い仕事をしている方であれば、
欧米人で日本語の名刺を作っている人は多いと思います。
しかし、ワターソンさんは日系企業専属のコーチという訳ではありません。

活動はヨーロッパ、南米、オーストラリア、などグローバルに行っています。
また、私のクライアント企業もアメリカ主体であり、
英語がスタンダードです。
英語を公用語とする人たちが集まっています。
実際に、本社のお会いした方の中で、
日本語の名刺を持っている人は一人もいませんでした。
その中で、しかも外部のコーチがクライアントのために日本語の名刺を用意している。
その姿勢に私はとても感動したし、心を掴まれました!

 

アメリカと日本、本社と支社、という関係であれば、
主体はアメリカであり、本社にあります。
主体側は自分の方に合わせさせようとするのが普通です。
無意識ですが、自分たちが基準であるので、
周りはそこまで理解できるだろうと思っていますし、
理解できないのなら、その基準にまで合わしてくることを求めます。
だからこちらは英語の名刺を用意しますが、
向こうは英語の名刺であることに何ら不都合を感じないので、
日本語の名刺を用意するまでには至らないのが普通です。
その中で、日本語の名刺を用意している。

それはまさに、上から下へ近づくことであり、
上が下に合わせようとすることにつながります。
「主体を降りる」行為という事ができます。
これは、外資系企業だけに限らず、
リーダーと社員、先生と生徒、親と子、
コーチとクライアントの関係でもよく起こります。

主体を取っている方は、無意識に自分にあわせさせようとしています。

 

そうすればするほど、
相手は変わらないでおこうと思ったり、
必要以上に反発をしてきたりします。

 

あるいは、考えずに従順についてくるだけになってしまい、才能が発揮されづらくなります。
なので、特に、主体の立場にいる方は、主体を降りてみることをお勧めします。

何をする事が主体を降りることになるかは分かりません。

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何をすれば、相手と近づけるのか、安心してもらえるのか、
心を開いてもらえるか、まずはじっくり考えてみる必要があります。
自分にとって「名刺を作る」ことになるのは何か、
思いを巡らしてみてくださいね。

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8月21日より28日までアメリカ出張のため、不在となります
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