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メルマガ「共創コーチング®」稲垣 陽子記事一覧

明けましておめでとうございます 共創メルマガ「あなたってどんな人?」

あけましておめでとうございます。
稲垣陽子です。
2018年がスタートしましたね。

このメルマガは2009年の7月から、
毎週月曜日朝8時配信としてスタートしていますが、
実は、1月1日が月曜日になるのは初めてなのです!
(過去のカレンダーで調べてみました。こういう時、本当にネットは便利ですね。)
1月1日にふさわしいもの・・と思うだけで
なかなかのプレッシャーですが、

気分も新たに初心に戻り、
2018年最初のメルマガをお伝えします。
2017年を振り返ると、
様々な経験をさせていただきましたが、
私が一番印象に残ったのは、
ある企業さんでの全社員1on1インタビューでした。
営業から製造はもちろん、倉庫の方々まで、
250名以上、一人30分、成功体験や失敗体験などを中心に、
お話を聞かせていただきました。
今まで、部署のみとか、社員がそれほど多くない会社さんなど、
100名以下のインタビューは何度もしてきましたが、
この規模は初めてでした。

 

よって、毎回ドキドキしながらの経験でしたが
一度にたくさんの方をコーチする体験を通して、
あることに気づきました。

それは、

「人は自分自身について聞かれていない」

ということです。
面談は30分という短い時間でしたが、
人によっては、

「今まで誰にも話したことがないことを話しました」
「こんなことを話すのは始めてです」

という方が、老若男女問わずまんべんなくいました。

時には感極まってうっすらと涙を流す人もいました。
なぜ人は話したことがないのでしょうか。
答えは簡単です。

「聞かれたことがないから」
です。
人は聞かれなければ、よっぽどの自信家か
特別に話す状況がない限り、自分のことは話さないものなのだ、
ということに改めて気づきました。
ちなみにこの会社さんは、もともとコミュニケーションが活発で
他社と比べても社員同士が仲の良い会社です。
会話もあり、趣味や家族のことなどはお互いによく知り合っています。
それでも、人によっては「話したことがない」となります。
どうも趣味や家族のことだけでは、「自分のこと」を話したとするには
不十分なのです。

では、何を話してもらうといいのでしょうか。
私が30分で聞いたことは、とてもシンプルでした。

 

・あなたが喜びを感じる時はどんな時ですか?
・あなたがプレッシャーを感じる時はどんな時?
・あなたが大事にしている価値観は何ですか?
・仕事を通して得たことは何ですか?
・あなたが一番大きく変化した体験はどんなこと?
・これからどんなことをしてみたいですか?
コーチングでは当たり前の質問なのですが、
普通に会話をしていたら、あまり聞かれることはありません。
家族ですら実はよく分かっていなかったりします。
でも、こういうことを聞かれると、
何よりも聞かれた本人が自分自身に気づきます。
自分の思いに気づきますし、
喜びやプレッシャーを通して、
自分の中にある才能や特徴や強みにも気づきます。
つまり、話すことは気づくことなんだ、
そして、それはなかなか楽しいぞ、
ということがわかれば、
もっと会話が弾むのではと思うのです。

自発性や主体性は、その中から生まれてくると
私は信じています。
2018年も
素敵な会話と共に、素晴らしい一年になりますように。
お祈り申し上げます。

今年もどうぞよろしくお願いします

 

 

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